STEP3ではさまざまな投資を比較してきました。この記事では「では金投資のどこがそんなにいいのか」をもう少し深掘りします。数字と事実をもとに、金が初心者の守りの資産として選ばれる理由を解説します。
理由① 5,000年間、価値がゼロになったことがない
株式は企業が倒産すればゼロになります。国債は国が財政破綻すれば紙切れになりえます。しかし金は、文明の始まりから現在まで5,000年以上にわたって価値を保ち続けてきた唯一の実物資産です。「絶対安全」とは言えませんが、他のどんな資産よりも長い実績を持っています。
理由② 株・円と逆相関する傾向がある
金は株式市場が暴落する局面で価格が上昇しやすい傾向があります(逆相関)。リーマンショック・コロナショックなどの世界的危機の際、株が大幅下落する一方で金価格は上昇・維持されました。これがポートフォリオの「守り」として機能する理由です。
2014年:約4,500円/g
2024年:約13,000〜14,000円/g(約3倍)
2026年4月頃:約15,000〜16,000円/g前後
※価格は変動します。将来の価格を保証するものではありません。
理由③ インフレ・円安に強い実物資産
金はドル建てで国際取引されるため、円安になると円建て金価格が上昇します。物価が上がるインフレ局面でも、金の実質価値は維持されやすい特性があります。現金(円)の価値が下がるリスクに対して、金はヘッジ(防御)手段として機能します。
理由④ 中央銀行が金を買い増している
世界の中央銀行は近年、金の保有量を増やし続けています。世界金協会(WGC)のデータによると、世界の中央銀行による金購入量は2022年以降、歴史的高水準を続けています。「有事の金」は個人投資家だけでなく、国家レベルで信頼されている資産です。
金業界の国際団体で、金の需給・価格動向・中央銀行の購入データなどを公表しています。金投資の信頼できる公的データソースとして世界中の投資家・機関に参照されています。
理由⑤ 月3,000円から始められる手軽さ
かつて金投資は数十万円単位の現物購入が主流で、敷居が高い投資でした。しかし現在は純金積立(月3,000円〜)や金ETF(証券口座で数百円〜)が普及し、初心者でも手軽に始められる環境が整っています。(出典:SBI証券 2026年1月現在)
金投資の注意点も正直にお伝えする
- 配当金・利息はゼロ:保有しているだけでは増えない。価格上昇を待つ投資
- 短期売買には不向き:長期的に保有することで真価を発揮する
- 税金の取り扱い:純金積立・現物の売却益は「譲渡所得」として申告が必要な場合がある
- 純金積立はNISA対象外:金ETFを活用してNISAの恩恵を受けることは可能