「通帳の残高は変わっていないのに、なんとなく生活が苦しくなった気がする」――そう感じたことはありませんか?その感覚は間違いではありません。インフレという現象が、あなたのお金の価値を静かに削り取っているからです。
① インフレとは何か
インフレ(インフレーション)とは、物やサービスの価格が継続して上昇する状態のことです。「同じ金額で買えるものが減っていく」=お金の価値が下がることを意味します。日本銀行は物価上昇率2%を目標として金融政策を運営しています。2023年以降の日本の消費者物価指数(CPI)は年率2〜4%で推移しています。(総務省統計より)
② 100万円は10年後いくらの価値になるか
仮に年2%のインフレが続いた場合、今の100万円の実質的な購買力は10年後に約82万円相当になります。20年後には約67万円相当です。銀行の普通預金金利は現状0.1%前後のため、インフレに追いつくことができません。
| 期間 | インフレ率2%継続時の実質価値(100万円の場合) |
|---|---|
| 10年後 | 約82万円相当 |
| 20年後 | 約67万円相当 |
| 30年後 | 約55万円相当 |
※概算値。実際のインフレ率は変動します。
③ インフレに強い資産とは
- 株式:企業の売上・利益がインフレとともに増えれば株価も上がりやすい
- 金(ゴールド):実物資産であり、歴史的にインフレ・円安局面で価格が上昇しやすい
- 不動産:物価上昇とともに資産価値が上がる傾向がある
④ まとめ
インフレは「静かに進む資産の目減り」です。生活防衛資金を確保した上で、余裕資金の一部をインフレに強い資産に振り向けることを検討しましょう。
※本記事の情報は2026年4月時点のものです。制度・価格等は変更になる場合があります。本記事は情報提供を目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。投資はご自身の判断と責任において行ってください。