「投資は怖い」「損するのが嫌だ」と思って、ずっと貯金だけにしてきた方へ。実は現代では、投資をしないこと自体にも大きなリスクがあります。今回は、その理由を具体的にお伝えします。
① 「しない」リスク:インフレによる実質目減り
年2%のインフレが続くと、30年後に今の1,000万円の実質的な価値は約552万円になります。つまり約半分近くに目減りする計算です。銀行に預けているだけでは、この目減りを防ぐことができません。
② 「しない」リスク:老後資金の不足
人生100年時代と言われる現代、老後の生活費は想像以上に必要です。公的年金だけでは不足する部分を、現役世代のうちから積み立てて準備することが求められています。早く始めるほど、少ない金額でも大きな差が生まれます。
時間の力
月1万円を年率5%で20年積み立てると、元本240万円に対して約411万円になります(複利計算・概算)。同じ金額でも、始める時期が10年遅れると大きな差が生まれます。
③ 「しない」リスク:円安による購買力低下
近年の急速な円安により、輸入品の価格が上がり、生活コストが増大しています。金(ゴールド)はドル建てで取引されるため、円安になると円建ての金価格は上昇する傾向があります。これが円安対策として金投資が参照される理由のひとつです。
④ 取れるリスクの範囲で始める
- 生活防衛資金(生活費3〜6ヶ月分)は必ず現金で確保する
- 投資に回すのは「なくなっても生活に困らない余裕資金」だけ
- 最初は少額(月3,000円〜1万円)から始めて、慣れたら金額を増やす
⑤ まとめ
「投資にはリスクがある」は事実です。しかし「何もしないこと」にも、インフレ・老後不足・円安という別のリスクが存在します。大切なのはリスクをゼロにすることではなく、正しく理解してコントロールすることです。
※本記事の情報は2026年4月時点のものです。制度・価格等は変更になる場合があります。本記事は情報提供を目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。投資はご自身の判断と責任において行ってください。